阪神淡路大震災は
松江の下宿で寝てるときに遭遇しました．
下宿と言っても納屋の2階．
めっちゃ揺れた．
音もすごくて終わったと思いました．

起きて情報取ろうとしたら，
中国地方で大きな地震とのこと．
実は揺れが大きすぎたのか
直後には震源地付近からの情報が
入ってこなかったらしく．

ひと眠りしたあとのテレビニュースは
目を覆いたくなるような惨状が
神戸市長田区，倒壊した阪神高速，
高架が中ほどで潰れ落ちた阪急電鉄の伊丹駅，
車両が玩具の如くなぎ倒された阪神の車両基地…
正視に耐えがたい姿が映し出されていました．

再び生活が動き始めたぐらいの時期に，
サークルの鏡筒を買いに神戸へ．
中国道沿いに数多く建てられた仮設住宅の姿は
目に焼き付いてます．

地震は今のところ完璧な予測はできません．
でも，準備することはできます．
実際，阪神淡路大震災があったからこそ，
東日本大震災で多少被害を抑えられた面が
ありました．

日本は地震の国．
その文化は活発な地殻変動と共にあり，
温泉や観光などその恩恵にも与っている．
日本の大切な色のひとつ．
ひとたび大地震が起きれば
どこかでどうしても犠牲は発生する．
でも，
その中でできうる限り犠牲少なくしていく．
救えたはずの命はすべて救う．
それが地震が重ねられていく運命の日本で
本当の進化と言えるのではないかなぁ．

阪神淡路大震災は
初めて地震の恐怖が身近に迫った出来事でした．
こればかりはもう東日本大震災よりもはるかに
忘れられない記憶．

災害列島に住むということ．
地震は良くも悪くも日本の文化の一部．
その収支をできるだけプラスにしていくために．
できることをやっていかないといけない．
そういう思いを新たにする日です．