2021年01月10日
冬の青い影.
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冬の関東地方特有の「冬晴れ」を,
地元のハクモクレンと仕事先のお台場.
ちょっとトイカメラ風に.
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横浜暮らしも長くなり,
すっかり晴れ続きの冬にも慣れてしまいました.
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西高東低の冬型の気圧配置では,
日本列島の太平洋側はだいたい晴れ空になりますが,
それが特に強烈なのが関東地方.
もうとにかく晴れ続けてる.
カッサカサやで.
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太平洋側が晴れる理由というのも
ザックリ言うと
日本海からたっぷり水分をもらった冬の季節風が
日本の山地に当たってそこで雪を降らせてしまい
乾燥してから太平洋側に抜けてくるため.
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しかしその山地の規模は地域によりそれぞれで
堰き止めるのに不十分な部分があったりすると
対流の深い雪雲は場所によりちょいちょいお漏れになる.
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例えば日本のウエスト「くびれJAPAN」とも言われる
京都,滋賀,福井にかけての琵琶湖周囲一帯.
この女子の誰もが憧れる日本の誇るくびれは
ともすれば「漏れるでPoint」になります.
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このくびれのおかげで
天気がいいはずの太平洋側の2つの大都市
関西圏と名古屋圏にも寒気の強さや風向きなどにより
冬型でもちょいちょい雪が降る…
ということになるわけで.
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そんな中で,
冬の季節風から鉄壁の防御を誇るのが
関東平野の周りをがっちりと固めている山たち.
西の日本アルプス,関東山地,そして越後山脈.
これらのおかげでどんなに冬型が強くても
北部の山沿いを除いて雪雲が漏れてくることは
ほぼナシ.
また関東平野は面積がとにかく広い.
晴れの地域がとても広範囲に.
そこはまるで別世界.
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さてさて.
こんな冬晴れの日に地面を広く支配するのが
「青い影」でして.
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役者たちは
冬特有の昼でも低い太陽高度と,
冬特有の澄んで濃ゆい青空.
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太陽が低いと影が長く広くなり,
その長い影に青空が映り込んで
「青い影」が強調されるわけです.
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例えば夏は太陽の南中高度が高いために
影自体が短い.
朝夕は影は長いけど青空ではない.
春や秋もそれなりには影は出ますが,
やはりそれが特に強調されるのは冬.
それも,連日晴れ続ける関東の冬がもっとも
青い影の支配する世界に.
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関東を始め冬に晴れる地域にお住まいの皆さま.
冬特有の「青い影」
ぜひその季節独特の風情を楽しんで下さいな.
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といいつつ,影の写真撮ってんけどよー.
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くびれすぎてちょい漏れ…
ってちょっとアレやね( ̄∇ ̄)
Posted by りょーすけ. at 10:16│Comments(0)
│気象